中国 一帯一路 リアルに コンサルティングする人物が語る中国 ビジネスという見方
中国の一帯一路に関することをリアルに コンサルティングを行っているものです。
私自身は 1997年に上海に留学し その後 2004年から上海で貿易会社を起業し 長年 中国 ビジネスに関わっているものです。
このように思われますと私自身は 華僑の人間か という風に思われますがバリバリの日本国民です。
ただ 日本の大学生の時から中国とのビジネスや中国との関心はありましたので中国人の友達もたくさんいたことで中国との関わりが深まりました。
まあ そのような背景があり 現在 古くから付き合ってきた 現地の友達が出世をして偉くなったために 中国最大のインフラ開発企業の経営者となったために 私自身も そのコンサルをすることになったわけです。
日本ではあまり良くない 報道が多いのですが 実は中国最大のインフラ開発会社というのは 中国最大の鉄道会社です。
ということを言えばわかるのですが これ 皆さん知っている通り一帯一路の鉄道網を作っている企業でもありますし 中国全土に走っている鉄道網 はその会社が建設をして鉄道会社を運営してることになります。
いわゆる 日本でいう JR みたいな会社です。
さて そのことはどうでもいいのですが 私自身はそのグループ企業のコンサルティングとして行っているわけですが 私が直接関与しているところというのは私自身は上海に長くいたためにその企業グループの上海エリアの企業と取引をしているわけです。
つまり 中国の巨大 政府系企業というのはこれは どのような仕組みになっているかといえば 一つの会社から見れば 世界規模 第3位という巨大企業にはなりますが 地域ごとで 分社化しております。
その企業の上海グループつまり 上海閥のグループに属しているわけです。
属しているというのか コンサルティングを行っているわけですから 企業としての海外との繋がりを作り そして一帯一路を行うための事業性公共事業 プロジェクトを各国政府からいただき その公共性 事業に対して投資にかなう リターンが存在するかということを計算をし それに対して投資を行い 事業展開していくというのが この世界になります。
この一帯一路の世界というのは債務の罠 ということをよく言われていますが そのことに対して 中国側も批判されていることはよく理解しているために 政府系投資銀行経由し 政府保証における資金の貸し借りをすると だいたい 途上国は資金が返済できなくて破綻するケースが多いためにそういう風な場合を防ぐために何を考えているかと言うと基本的には人民元とのスワップができる地域を増やし それによって開発援助を行うということを今は推進していると言えます。
日本報道はされていませんが 中国は人民元における決済できるエリアを広げようとしています。
サウジアラビアなどの石油産出国なども中国人民元とのスワップを行い 人民元 取引を行うようなことになっています。
昔はこの業界というのは ペトロダラーと呼ばれている世界で完全に石油取引というのは US ドル以外は取引ができないという世界でしたが 石油産出国 も 誰が一番 石油を買ってくれるのか などを考えて 通貨に対して 柔軟に対応するような動きになっています。
ですから こういう世界 というのは西側諸国 だけの 報道だけを見ていると 一方的な方向でよくわからないところは出てくるのですがこれは現地のニュースを見るべきです。
それぞれの国にはそれぞれの国の主要メディアがありますのでその主要メディアがどのような反応をしているかという言語を その 現地の言葉を用いてみると だいたいの感情というものが分かります。
皆さんは国際ビジネスを行う上で注意しないといけない点というのはあります。
日本のメディアが書いているニュースの内容を日本語だけで情報を仕入れるとその記事を書いている記者の感情や 政策的に伝えなければいけない方向性に意見がまとめられるために本当の情報というのが 感覚的に理解できません。
多くの方が海外に出向いて感じること というのは これは現地の人と直接現地の言葉を用いて話をした時にその国の人々の考えていることや感情というものが 掴むことができます。
つまり私自身も20年近く 海外との関わりを持って行っておりますので 日本に書いていることだけが正しいのかということはそうと は 何も思っていません。
これは自分の耳と目と口を使ってしっかり物事を理解するということが重要です これは 人の感情と同じで相手と直接対話するような情報を掴まなければ何も本当のことは分かりません。
人の噂というのは 必ず人の考え方が入っていますので意見が変わるように曲げられているケースがよくあります。
最近世界が 中国が行っている 一帯一路の影響力が大きくなってきたということで これは西側が考えているのはかなり影響力が大きくなり昔のような G 7の間隔では物事が判断できないという状況になってきたために日本国民の感覚は少し違う方向に持っていかれようとしています。
確かに自国民は自分たち側の方が良い つまり どんな国の国民でも選民主義のように自分たちは素晴らしいと言われるのは最高 かもしれません。
ただ 現実というものを自分自身の感覚で受け止める必要もあります。
特に日本国内だけで一切 海外とは関係ないですよ という方は外国の情報なんて必要ありません 自分の家の近所のことさえ知っていればそれで大丈夫なんです。
ただ 国際ビジネスの感覚を持って 世界と接してみたいという方は日本の経済新聞を読んでいるだけでは何も分かりません。
つまり 日本国も一つの国際 国家として存在しているわけですから そのリアルな情報もというものを自分の目で外国から直接仕入れるということをしなければ本当のことを分かりません。
私自身はどちらかというと 西側諸国が蓋を閉めたいような話を開けたくなるのが私のやっていることかもしれませんが 実は蓋を閉めていても仕方がないということが言えるのです。
なぜかと言うと ユーラシア大陸やアフリカの大陸では自分たちが知らないほど大きな動きが存在しているからです。
そのようなことを理解することが必要かと思います。
私自身は海外で長年 ビジネスを行っておりますのでそのような感覚を持っています。
また日本のメディアでは色々と言われている中国における一帯一路 しかも 日本のメディアが一番叩きたい 分野のその中国の最大の企業グループのコンサルタントとして一帯一路 の 各国との事業性 公共投資 プロジェクトの交渉を行っているわけですから ある意味 お前は何をやってるんだ と言いたくなる人も多いかもしれませんが これは私のビジネスですから私の世界の話です。
つまり なぜこのようなことを話をしているかというのは これは現場で行っているものとしての感覚としては こういう風な感覚で仕事をしていますというのをまずは知ることがある程度の尺度として重要かと思うのです。
つまり世間一般では中国における一帯一路という世界はどういう世界ですか ということは これは第三者の目で見てそれを 遠目に見た色眼鏡をつけた感覚での意見というものが書かれているように思います。
確かに 結果論として成功した事例もありますし 失敗した事例や債務の罠 と言われてるような投資銀行からの資金の貸し出しなどもあったというのも事実か分かりませんが 中国というのは結構 単純にトライ&エラーを何度も繰り返しながらチャレンジしていく国と言えます。
ですから 最近は債務の罠だと言って大騒ぎしていた その国に対してそれじゃあちょっとまずいかなと思ってやり方を変えようということで また支援をするということ言い出したり まあ 色々と考えるわけです。
これは何度も説明しますが 企業グループというよりも 中国というのは 国家全体 中国の大企業グループというのは1つの会社と考えるべきなんです。
例えば A の投資銀行が債務の罠 的な 融資をしましたと言うと普通は他のところは特に救済はしません。
ただ中国の場合は全て 横 繋がりに みんな同じですから厳しい 契約書で契約をした結果 その国が財政上に厳しくなったということになればその投資銀行は救済するのは難しいですが 第三者が知らぬ間に エンジェル的に助けようとするわけです。
つまり トライアンドエラーをしながら 避難を受ければ修正するということを行いながら 中国的やり方というのです。
日本では一度の失敗はもう取り返しがつかないというような考えがあります。
つまり 簡単に言えば 一発勝負で非常に冷たい社会と言えるわけです。
中国も厳しい面は確かにありますがあまりにもやばいと思えば 突然 対応を急激に変えます。
つまり こちらが だめだということで 厳しくすれば違うところで緩くするわけです。
そういうことをしながら調整しているというのがやり方とも言えます。
ですから 一つの面だけで物事を判断すると大変なことだというような話で終わるのですがその点は少し ちょっと違うんじゃないかなという目で見ると 中国 ビジネス 面白いと思います。